
中村 葵土地に来たのは2012年の秋のことでした。東京で化粧品会社の処方開発をしていた10年間、自分が扱っている香料の原料がどこから来るのか、ずっと気になっていました。フランスのグラースで蒸留農家を訪ねたとき、銅製の蒸留器から立ち上る湯気の匂いを嗅いで、これを自分でやりたいと思った。帰国後、諏訪の農業委員会に問い合わせ、休耕地だった四賀神戸の畑を借りる話がまとまったのが翌年の春です。
最初の2年間は失敗の連続でした。諏訪の冬は想像より厳しく、植えたラベンダーの三分の一が霜でやられました。品種を変え、畝の向きを変え、2014年にようやく最初の蒸留ができました。採れた精油はわずか12ミリリットル。それでも、あの朝の香りは今でも覚えています。霧が残る畑で、小さな分液ロートに浮かんだ精油の層を見たときの気持ちは、言葉にするのが難しい。
農場は諏訪市四賀神戸にあります。JR上諏訪駅からお車で約15分です。農場見学・ワークショップは事前予約制ですので、まずはメールかお電話でご連絡ください。
Email: info@lavenderemberdale.com · +81 266-52-5819
江戸時代の植物観察の細かさに、毎ページ驚かされている。
精油を買うとき、「小ロット蒸留」「農場直送」という言葉を見ることが増えました。でも、それが実際に何を意味するのか、説明されていることは少ない。ここでは、Lavender…
ラベンダーは一種類ではありません。Lavender…
ハイドロゾル(フローラルウォーター)は、精油を蒸留する際に副産物として得られる水溶液です。「副産物」という言葉のせいか、精油より格下に見られることがありますが、それは正確ではありません。ハイドロゾル…
"蒸留体験で自分で採った精油を持ち帰りました。市販のものとは香りの立ち方が全然違って、使うたびに諏訪の朝を思い出します。"
"ハイドロゾルを化粧水として使い始めて半年になります。成分がシンプルなので、敏感肌の私でも安心して使えています。"
"農場見学でガイドしてもらいながら、品種ごとの香りの違いを嗅ぎ比べたのが印象的でした。子どもも飽きずに最後まで楽しんでいました。"
中村 葵県諏訪市在住のラベンダー農家・蒸留師。東京の化粧品メーカーで10年間、処方開発の仕事をした後、2013年に諏訪へ移住。フランス・グラースの蒸留農家での研修が転機となり、2014年にLavender Emberdaleを開業した。現在は「グロッソ」「ヒドコート」「おかむらさき」の三品種を有機栽培し、銅製蒸留器で小ロット蒸留を行っている。休日は諏訪湖畔を歩くことと、植物療法に関する古い文献を読むことが習慣。最近は江戸時代の本草書を読み返しながら、日本の薬草と西洋ハーブの接点を考えている。
フォームを送信いただくと、2〜3営業日以内に中村 葵スタッフからメールでご返信します。ワークショップの空き状況や商品の在庫についてもお気軽にどうぞ。